ワクチンについて知ろう

ワクチンはどうやって
感染症を予防するの?

ワクチンはどうやって感染症を予防するの?

ワクチンに何が入っているのか、どんな仕組みで感染症を守っているのか、知っていますか?
接種のまえに、ワクチンについての知識を深めましょう。

ワクチンの正体は病原体!?

ワクチンは、感染症の予防のために使われる薬液のことをいいます。
薬液の中には、毒性を弱めた、もしくは毒性をなくした病原体が入っています。

ワクチンの中身

犬が感染症にかかると、犬の体内では、その病原体に対する抵抗力(免疫)が生まれます。
ワクチンは、このしくみを利用した予防法です。

ワクチンのしくみ ワクチンのしくみ

ワクチンを体内に注射することで、感染症にかかることなく、その病原体の免疫が作られます
この免疫のはたらきによって、つぎに病原体が侵入してきた際にも、病気の発症を防いだり、
発症しても軽い症状で済ませたりすることができるのです。
ワクチンはこのようにして、感染症から犬を守ってくれます。
免疫ができるしくみやワクチンでの予防方法は、人間でも同様です。

※まれに、軽い症状(副反応)が現れることがあります。

ワクチンにも種類があるの?

  • ワクチンにも種類があるの?

感染症を予防するワクチンには、さまざまな種類があります。
ちがう種類のワクチンを組み合わせて接種することもできます。

義務のワクチン
法律で年1回の接種が
義務づけられているワクチン(狂犬病ワクチン)
狂犬病ワクチン
任意のワクチン
任意で定期的な接種が
推奨されているワクチン
単体ワクチン/混合ワクチン
6種ワクチンで予防できる感染症
犬ジステンパー
犬パルボウイルス感染症
犬コロナウイルス感染症
犬伝染性肝炎
犬アデノウイルス2型感染症感染
犬パラインフルエンザウイルス
8種ワクチンで予防できる感染症
6種ワクチンで予防できる感染症
犬レプトスピラ感染症(イクテロヘモラジー型)
犬レプトスピラ感染症(カニコーラ型)
10種ワクチンで予防できる感染症
8種ワクチンで予防できる感染症
犬レプトスピラ感染症(グリッポチフォーサ型)
犬レプトスピラ感染症(ポモナ型)

狂犬病ワクチン/単体ワクチン/混合ワクチン

ライフスタイルでワクチンを選ぼう

接種すべきワクチンの種類は、愛犬の体質やライフスタイルによって異なります。

  • 愛犬はいつも室内にいて外出することはほとんどない
  • ほかの犬と触れ合うことがない
6種ワクチン
  • 外に出るのは散歩程度
8種ワクチン
  • 外で遊ぶことが多い
  • 海や山など、アウトドアレジャーによく出かける
  • 愛犬とのスキンシップが欠かせない
  • ご家庭に小さなお子さんやお年寄りがいる
10種ワクチン

単体ワクチン+混合ワクチンなど、組み合わせて接種することもできます。

獣医師と相談して、適切なワクチン接種をおこないましょう。

ワクチンは
1回打つだけでいいの?

ワクチンは1回打つだけでいいの?

ワクチンの予防効果は、接種してから時間が経つと低くなっていきます。
またその効果は、幼犬期、成犬期などの成長ステージごとに異なります。
ワクチンの効き目に谷間を作らないよう、定期的な接種が大切です。

ワクチン接種による免疫力の流れ

ワクチンの予防効果

ワクチンの予防効果

生まれてすぐの初年度は
2~3回の接種が必要です。

生まれてすぐの子犬は、
母犬からもらった移行抗体で自分のからだを守っています。

子犬の移行抗体 子犬の移行抗体

そのため、移行抗体があるうちはワクチンを打っても、
移行抗体によって効果を抑えられてしまうのです。

成長するにつれて2回め、もしくは3回めとワクチンを打つことで、
移行抗体が少なくなってきた子犬が、自分で免疫を作れるようになります。

移行抗体が少なくなった子犬

高齢期は免疫力が下がるため、
定期的な接種がさらに重要に。

高齢犬になるほど、病気からからだを守る免疫力は
上がりにくくなるといわれています。

犬ジステンパーウイルスに対する免疫力(抗体価)

高齢犬の免疫力 高齢犬の免疫力

獣医師とよく相談し、その子にあった適切なワクチンを、
適切な時期に接種するように心がけましょう。